東京・愛知の住まいと事業物件の設計と企画 | 独り言
40
paged,page,page-id-40,page-child,parent-pageid-6,page-template,page-template-blog-large-image,page-template-blog-large-image-php,paged-3,page-paged-3,ajax_updown_fade,page_not_loaded,,qode-theme-ver-7.1,wpb-js-composer js-comp-ver-4.5.1,vc_responsive

独り言

24 1月 弱さ

自分の弱さをどのように受け入れるかということと 自分の弱さをどのように克服するのかということを 最近よく考えます。 弱さを放っておくと気づかぬうちにその弱さに毒されてしまっている自分に 突然気づくことがあります。 きちんと受け入れるかきちんと克服するかどちらかを選択しなければいけないのでは ないかと漠然とですが感じます。 と書いたりすると病んでいるな…と思われてしまいそうですが 気づきの多い日々を過ごしているだけですのでご安心を。 ・・・・。・・ 白壁の集合住宅が完成間近です。 クライアントの方と初めてお会いしてから数年経っています。 思い起こすと長い時間かかっての完成だなと。 集合住宅に限らずリサーチを行うのですが 住宅と比較するとリサーチ項目が断然に増えます。 その結果としてSOHO的に使える集合住宅がいいのではないかというのが 最初の提案だったのですが、建設費と利回りのバランスが クライアントの方のご希望と合わず、断念。 建設費と利回りのバランスを考えつつも、 将来間取りの変更がし易くすることで 長い目で見たときのコストを抑えることを狙っています。 また、同じ窓形態を反復させることで中のプランを 分かりにくくすることでプライバシーの確保を充実させることや 住む人が少し手を加えることの来る余白を作ることで 生活を楽しむことが来ることを考えています。 共有部分は4階まで上がる人だけはスペシャルな空間になっています。 4階建てでEV無しだけど、少しの工夫で4階に住むメリットを作ることが 出来ているかなと思います。 集合住宅の場合、企画がきちんとしていないと 5年10年経ってから家賃の金額競争に巻き込まれてしまいます。 以前も集合住宅をお持ちの方が魅力ない集合住宅を どのようにすればいいのかというご相談を受けたのですが ベースが金額のみを優先させて作ってしまった集合住宅の場合、 お金をかけずに魅力的にすることはなかなか難しいなというのが 設計者の本音の部分です。 ちょっとした魅力があればその魅力を引き出すことで まわりの集合住宅との違いをつくることも可能になってくるのですが… 設計者としてその魅力を見出す引き出しを多く身につけたいものです。 ...

Read More

17 1月 深く考える

昨日、他の建築家の方とお話をしていて 思想のようなものが大事なんだよねという話になりました。 これだけは絶対に曲げることが出来ないというような精神的な芯を持っているかが 思想的な部分とすると、 僕は拘りを持たないという拘りを僕は精神的な芯としているのですが、 どこにでも柔らかく対応してしまうため (決してそんなことはないと言われる方もいるかもしれませんが…) 多くのことを吸収しすぎてしまっているかもしれないと昨日思いました。 曲がらない軸があればその軸を起点にして物事に接することが出来るので 他の人から見たときに分かりやすい。 一方、曲がらない軸を持とうとしない人は軸がないので 他の人から見たときに分かりにくい。 という意味でいくと僕は分かってもらいづらいなと。 軸のある方の例として 建築誌を見ていたら以前お話をしたことのある著名な建築家の方が 前に聞いた話と作っている建築があまりにも一致していてびっくりしました。 極端にいうとクライアントを全く感じない。その人だけの建築のようでした。 まさに作家です。 思想と建築がつながることは素晴らしいという気持ちと もう少し他人が入る余地があってもいいのではないかと思う気持ちと 重なりあいます。 少し違った言い方をすると自分のアイデアに他人を巻き込む人と 他人と一緒にアイデアを作っていく人と設計者にも二パターンあって 僕は後者的です。 僕の中ではアイデアをドン!と出して人を引っ張るというのは社会における価値観が ある程度固まっていないと難しいのではないかと思います。 現在のように価値観が多様化された中でアイデア、ドン出しはズレを感じます。 とはいえ、何もアイデアのないところからは何も生み出されないので ドン!としてものではなくて、コツコツっというくらいを積み上げていくことが 大切だと考えています。  ...

Read More

10 1月 今年もよろしくお願いします

先週の金曜日から今年の仕事がスタートしました。 今年も昨年同様よろしくお願い致します。 ・・・・。・・ 毎年、年の初めにその年の個人目標を設定します。 今年は ・6時に起きる ・毎週2回筋トレを行う ・去年の倍、勉強をする としました。 覚えておくために毎年出来るだけ具体的でなおかつシンプルな目標としています。 35歳くらいの時は毎日5時くらいには起きて仕事、勉強をしていましたが dNbに移ってから冬の朝があまりにも寒く起きる時間が遅くなってしまいました…。 今年はそこを改善しようと6時には起きるようにしています。 6時に起きようとすると必然的に夜も早寝になるので健康的な生活になりますし、 時間の使い方も一定になるので一石二鳥です。 ・・・・。・・ 事務所的には集まるということを意識的に設計していきたいと考えています。 戦後は核家族化してしまい、集まる単位が小さくなっていきました。 それは核家族に向かうような価値観をみんなで形成した結果です。 経済成長も横ばいになり、成長期とは異なり、成熟した社会をみんなで形成していく時代です。 今後は競争よりも助け合うことが大切な価値となるでしょうし、 助け合える環境を作っていくことが設計者には求められていくと思います。 競争の社会では家は閉じこもるための空間として必要とされていたように感じますが 助け合いでは家という単位よりももう少し大きな単位に変化していくことが予想されます。 その変化を作っていけるような設計を行なっていきたいものです。    ...

Read More

28 12月 年末のご挨拶

弊社は下記の間、冬季休みを頂戴します。 2017年12月29日ー2018年1月4日 ・・・・。・・ 今年も早いもので一年が終わろうとしています。 今年で40歳になり、色々と考えることがありました。 考えるよりも行動してみようということで東京アトリエをつくりました。 場所も名古屋、東京であるように 役割もdNbで大家さん。CO2WORKSで設計。大学で非常勤講師。など 多重の役割を担うことでそれぞれの立場からモノを考えるきっかけがあることは 考え方を深める上で役に立っています。 ・・・・。・・ いつも時代の変化を感じるものですが、最近はより感じることが多くなりました。 現在の住宅の場合、個人の興味の多様化に伴い、ハウスメーカーのように画一的な住宅は 敬遠しがちになってきているように思います。 その一方で工務店さんがその多様化に対応して、成果をあげているように感じます。 住宅情報誌を見れば、工務店さんが率先して情報を提供し、 住宅の購買欲を作り出しているように見えます。 僕よりも下の世代で設計事務所に働いていた方々が工務店さんへと 流出してしまったことがその流れを強くしてしまっているので個人的には寂しさも感じています。 (人材の流出は設計事務所側として反省すべき点も多くあるわけですが…) 設計事務所は個人の欲(時代性)だけに留まらない、 新しい共有の仕方、生活や街の姿を提案出来ないと 住宅の設計という観点からすると存在価値が薄くなってしまうのかもしれません。 ・・・・。・・ 昔、僕のつくる建築はロックではなくてミスチルみたいだよね、と言われたことがありました。 本家のミスチルさんには申し訳ないのだけど、はっきりとした良さをもたないよねという意味を 含んでの発言をされたと覚えています。 割とトラウマ的に思って過ごしてきたのですが、最近はそのはっきりとした作家性のようなものを 持たない良さを意識するようになってきました。 人から見て何が良いのかはっきりしないけど、なんか良いよねって思われるのは 作家性のような拠り所が無い分、難しい。 そして、その拠り所が無い分、誰とでもつながりあっていける可能性を見出せる。 作家性のようなものを出さないけれども、多くの関係性を考えていきます。 とはいえ、はっきりとした作家性を示さないからこそ、 もっと自分の考えていることを伝えていく必要があるなというのは今年の反省です。   ・・・・。・・ 来年は今年よりも動き回ってその動きの中から学び自分の出来ることの幅をもっと広げたい。 広げることで深まることをもっと増やしていきたい。 その深みの中から建築を作り出していきたい。 よい連鎖を作り出すことができる仕組みを作り出しながら来年も精一杯活動します。 ・・・・。・・ 今年も一年独り言にお付合い頂きましてありがとうございました。 来年はこのブログをもう少し自分の思考を深める場として利用していきたいなと考えています。 来年もどうぞよろしくお願い致します。   良いお年を。...

Read More

20 12月 A2F cup 2017

少し前の話になりますが11月25日にA2Fcupという建築関係者のフットサル大会を開催しました。 開催しました、というのはそのフットサル大会の主催者をCO2WORKSは担っています。 16チーム参加で150名以上のフットサル大会ですのでなかなか仕切ることに苦労します。 SNSで事前に大会の情報を流すなどして、仕切る事の難しさを低減しようと目論むのですが… 当日はなかなか思ったとおりにはいかないものです。 仕事で忙しい上に大会の準備が重なったので、大会に参加するという意識がどこか薄かったのですが… 優勝してしまいました! 主催者が優勝というのも空気を読んでいない感じがするのですが、 あまりにも主催者が優勝しないのもまわりの申し訳ない空気が充満しますので まぁ良し!とさせて頂きました。 個人的には優勝したとはいえ、助っ人の学生さん二人が屈強だったことが大きな理由ですので なんというか自分の体力の無さをまざまざと感じてしまいました。 とはいえ、建築関係者が多く集まってフットサルを楽しめる時間を提供できたことは やりがいを感じます。 ・・・・。・・ そもそもなぜこのような大会を行っているのかというと 体力と繋がりを形成するためです。 建築には体力が必要です。 その体力を極力維持するためには程よい運動が欠かせません。 小学校からサッカーを楽しんできたので、その自分の楽しみをみんなと共有して 建築界の横のつながりが出来たらいいなと思い、フットサル計画を行っています。 来年は4月から再開しますので建築関係で参加希望の方は ぜひご連絡ください。...

Read More

07 12月 集合住宅について

旅行ブログが終わってからブログ更新をサボってしまっています…。 ブログをサボるときは忙しいか暇かどちらかなわけですが、 今回は忙しい方です。 現場は白壁の集合住宅のみですので、比較的ゆとりがあるのですが 実施設計2つ、基本設計1つ、プレゼン物件2つ、進むかどうか不明な物件2つ、というのは なかなか厳しい状態ですがバタバタしながらも楽しく設計をしています。 お問合せ頂いても少しお待ち頂くような状態です。 ・・・・。・・ 白壁の集合住宅は1月末完成に向けて現場が急ピッチで姿を変化させています。 集合住宅は経済性を優先させようとすると出来る限り容積率を消化しなければいけません。 昔は容積率消化するだけが設計ではないでしょ!と容積率消化に消極的だったのですが 容積率を消化していくと街の建物の大きさが揃い、ヨーロッパのような街を形成していきます。 日本の法律では道路斜線や日影規制があるので、なかなか統一された街を形成することは難しいのですが… 日影規制が無ければもっと日本の街は建築物の大きさが揃っていくのですが 日影規制がなかなかそれを許してくれません。 歴史的に戸建て住宅を率先して作ってきた国なので、仕方の無い法律なのですが…難しいものです。 ・・・・。・・ 名古屋でありがちなローコストを優先した集合住宅は建設費を抑えて、 家賃を近隣相場並みに設定すると大家さんにとっては一時的に喜ばれるかと思います。 建設費を抑えて作るので、その集合住宅には特徴がありません…。 駅が近いなどの絶対的条件がないと特徴の無い集合住宅は 5年後には家賃価格競争に巻き込まれてしまいます。 価格競争に巻き込まれずに安定するためにも 集合住宅の特徴をどのように作るのかということがポイントになります。 10年もすればAIによる提案なども出てくるかもしれませんが そのことに対して興味を持つ研究者が出てこないと難しいので 特徴作りを出来る人を育てていくことが大切なことだと思います。 が、そのような教育は大学では行われていかない…実務の中で培うしかないのが現状です。 特徴作りをコト作りとして、建築作りをモノづくりとすると 集合住宅の場合、モノとコトが作れる人がいないといけません。 というのも集合住宅の場合、公共建築では無いので必ずコストコントロールが必要になります。 モノの金額を考えずにコトを作ってもいけないし、特徴となるコトを作らずにモノを作ってもいけません。 これらの部分をより強めた計画が出来るように事務所をバージョンアップしていきたいものです。    ...

Read More

01 11月 9月23日 マドリード

マドリードは1日しか入れないため、朝8時から移動。 といってもどこのお店も開いているわけでもないので 街の様子を伺うために散歩。 ヨーロッパの都市には歴史があり、なかなか更新しづらいと感じる。 その中でも街を時代と合わせながら更新していくようなバルセロナのような街もあるが マドリードはどちらかというと保守的なように感じる。 歴史を守り続ける良さももちろんあると思うのでどちらがよいというわけでもないが。 マドリードでは感動する建築との出会いはなかった。というよりも 1日しかなかったのでざっと見過ぎてしまったのかもしれない。 一週間の旅で3都市を見て回るとダイジェスト的になってしまうので その街で過ごすことに少し飽きたな程度の方がじっくりと向き合えるので 良いのではないか思う。とアメリカのときにも感じたことなのだけど…。 建築は街との間に密接なつながりがあることが多いのでその建築だけを見て その建築のことを理解することは難しいので、最低でも二日は滞在したい。 と思うと一週間の旅行では2つの街が精一杯。 といいつつも来年はインド、フランスと行き、3つずつ回ろうかと計画している… インドは二つに留めておきたいところ…学習能力を発揮しないといけないような気もします(笑) 1990年代と比較すると現代ではインターネットが普及して、 旅行は事前に様々な情報について調べることが出来るようになりました。 迷うことで時間的なロスがインターネットが普及する前にはあったのだろうけど、 想像力を働かして自分が迷うであろうことに対して情報を得ておけばそれほど迷うことなく 合理的に時間を使うことが出来るようになりました。 そう思うと昔の旅行はもっと無駄が多かったのだろうけど、 その無駄が楽しさを生み出したりしていたのだろうなとも思う。 建築旅行に無駄は不要なので建築旅行ではない旅行に行く機会があれば なるべく調べずに行ってみたいものです。 よく友人に海外旅行に行けていいよね、と言われますが 30歳になるまで海外に行くことがなかったので 現在必死になって世界の文化や建築を見て回っています。 だから、旅行と言っても建築旅行なのでバカンスというわけではなく、 自己投資のための時間です。 この自己投資を行うようになってから建築への見方がだいぶ変わってきましたので より良い建築をつくっていくためにも続けていきたいものです。 ...

Read More

25 10月 9月22日ビルバオ

5日目はバルセロナからビルバオへと移動。 朝7時にホテルを出発。 飛行場まで行くバスのバス停までホテルから徒歩10分程度なので徒歩にて移動。 バスに乗り込んだはいいけど動かない…。どうやら故障のよう。 後ろに控えていたバスに乗り換えて飛行場まで。 バルセロナの飛行場は広いのでチェックインカウンター分かるかなと思っていたけど 意外とすんなりと分かるものでした。 動線ってやはり大切なものだなと広い施設に来ると感じます。 ビルバオの次にマドリードへの移動だったので ビルバオの滞在時間は5時間程度。 日本でビルバオで一泊するかマドリードまで移動してしまうかで 悩んだのですがせっかくだから首都の時間を長くしようかと思い、 ビルバオの滞在時間は短くなりました。 ビルバオの目的はグッゲンハイム美術館を見るためだけだったので 5時間もあれば十分かなというのも判断材料の一つ。 飛行場からバスにてグッゲンハイム美術館まで移動。 人の流れについていけば自然とグッゲンハイム美術館まで行けました。 とはいえ、滞在時間は短いので時間のロスが起きないように 日本にいるときにバス乗場の情報はおさえておきました。 美術館についたのはいいのですがこの日は生憎の雨模様。 そして、美術館に入るために人が並んでいます。 小雨だったのでわざわざ傘を出すのも…と思っていましたが 美術館の中に入る頃にはわりと濡れてしまいました。 (旅の時は上着は防水仕様です。が、バッグに防水スプレーを施すことを忘れていました…) 雨が降っていたので街の様子を見ることなく美術館へ直接行ったので 街との関係が分からずに中を見渡すことからスタート。 設計はフランク・o・ゲーリー。 建築を即物的に作る設計する人なので嫌う人もいるけど、 この人でなければ作ることの出来ない空間を達成しているので 個人的には好みの建築家です。 建築の基本はマッス(塊)とボォイド(抜け)をどのように組合せて構成するのか、 になるわけですが、そのお手本とも言えるような空間構成になっています。 写真では伝えることが難しいのでぜひ現地に行って見てください。 また、ゲーリーの建築はどれを見ても建築というよりも小さな町のようなものを作り出します。 建築は空間を整理をしてしまいますが、 町は多くの人たちによって作られますので整理しきれない状態になります。 その状態によってその町らしさみたいなものが形成されて町を楽しく感じるのだと思いますが ゲーリーの建築は整理されているのだけど整理仕切らないよさを持っています。 この質を持ち合わせるのは今まで見た建築の中ではゲーリーのみです。 パリのヴィトン財団の美術館と比べると即物性が緩いなと感じましたが 年老いてもまだまだ進化途中なのだなと感じることが出来、 その姿勢を見習っていかなければと強く思いました。 美術館を出た後にまだ時間があったので町を散歩してみると グッゲンハイム美術館と町の関係性が分かってくる。 ビルバオは廃れていたのだけどグッゲンハイム美術館が出来てから街全体が活性化されて 生き返った町のようなことを読んだことがあったが、 建築一つで町がそれほどに活性化するものであろうか?と疑問に感じていたのだけど 行ってみると、どれほどの計画があって美術館の場所や形態を設定しているのかがよく分かる。 ゲーリーの想像力は凄まじい。 ビルバオの飛行場の設計はカラトラバ。 カラトラバはスペインの建築家らしく力学ベースに建築を考えているので 無駄がなく美しい。 その後マドリードへと移動。 電車と地下鉄を利用し、ホテルへ到着。 荷物をおいて食事へと外に出る。 二人前のイカスミのパエリアを完食し、満足し、就寝。 ...

Read More

20 10月 9月21日バルセロナ

そろそろ旅行ブログを書こうとしても記憶が薄くなってしました… が、こうやって思い出すことによって記憶に定着してくだろうから 頑張って綴ります。 4日目はバルセロナです。 バルセロナ→オロット→バルセロナの順でまわったのは 5日目がビルバオへの移動だったため、もしオロットから帰ってこれないような事態が発生したときに備えて オロットをバルセロナの間にいれています。結果的には無駄に慎重な結果になってしまいましたが 旅行のときはこのくらいでもいいかもしれませんね。 2日目にいけなかったグエル公園からこの日はスタートです。 ホテルから地下鉄とバスに乗っての移動。 グエル公園につくバス停が公園の東側だったため 上記のような写真の場所からスタート。 設計を行っている人間からすると美しい場所で良い場所だなと思う反面、 この場所に人が喜んでくるものか?と思ってあるき続けていると正面ではなかったことが判明。 正面から見るとたしかに華やかで人が集まってきそうな雰囲気があります。 人を誘導するためのカーブや素材の使い方など参考になる箇所もありますが 少しディズニーランド的な感じを受けてしまいました。 でも、歩いて駅まで行くとその街の中の有り様としては正しいのではないかとも思います。 言葉にすることはなかなか難しいところですが…。 そこから地下鉄と電車で移動し、コロニア・グエル教会へと移動。 これもガウディの設計によるものです。 サクラダファミリアのように大きい教会ではなく、その街の規模にあった少しこじんまりとした教会です。 一見すると蜘蛛の巣のような形態をしています。つまり、細い材料を無駄なく構造的に使っていることが分かります。 ガウディの建築なので非常に構造が明快に構成されているので鉛直荷重の流し方がとても分かりやすく、 構造が見える事で空間の構成がハッキリとしていた。 日本の建築は地震と台風があるので鉛直荷重だけでなく、水平荷重を考慮しなければいけないので ガウディの作る建築のようにスレンダーにすることが難しい。 また、ガウディは構造美を積極的に採用するが、ゲーリーは構造は構造、仕上げは仕上げと区別をするので構造美という言葉には 当てはまらない。過去と現代の技術の差なのかもしれないが、構造美が表に出ている方が建築的の姿としては美しいのでは ないかと感じました。 次はFIRAという駅周辺にある建築群。 この街のことを調べているわけではないがどうみてもつくりかけの街。 再開発地区ではないか。 このあと出てくるSant Martíという街も再開発をしている街なのだけど firaは広い道路と広い広場が漠然と用意されている。 ただ広いだけの場所を西欧人と言えども使うことは難しそう。 どうも開発者任せで計画性を感じない街にしあがりつつある。 その一方でsant martiはトラム、自転車、人、車をうまく分布させているように感じる。 sant martiに建つ建築も?なものが多いのだけど街としては機能している。 街と建築の関係はやはり大切だなと染み染み感じることとなりました。 上記がfiraに建つ建築群、ここの建築が素晴らしいとしても街の中でどうあるべきなのかについて 考えられていないように感じる。街よりも建築が先にできてしまったのだろうかと思う。 この素晴らしさよりも全体の計画が大切。 sant martiに建つアグバータワー。この象徴的な建築は何のためにあるのかが不明ではあるけど、 近くにいって見てみるとこの不思議な形態のおかげで威圧感がない。 新しい街の中に唯一木に囲まれた場所がある。他の建築は建ぺい率、容積率ともにMAXという印象だけど この一角だけはゆとりがある。ギュウギュウにつめられた街の逃げ場のような場所になっている。 人の居場所も確保されていて思い思いにそこで過ごす人がいた。 新しくつくり続けている建築群。一つ一つは何かを競うように面白みがあるのだけど街にそれが反映されていないことが 少し残念に感じる。西欧建築は1階を街にか開放するような用途が多い中、この地域の建築はビルごとの用途が一階まで 占めてしまっているので街としての連続感が損なわれている。 トラム、自動車、自転車、歩行者に居場所が用意されている。様々な速度感が気持ちよく感じる。 その後、せっかくなので旧市街地まで移動し、旧市街地を散歩。 どの国も旧市街地は魅力的。生活の密度が凝縮されている。 先程の話とも少し関連してくるのだと思うけど旧市街地は観光地。 観光地であるので市民以外の旅行客を含む多くの人が集まっている。 そのことで1階を飲食店や小売店として利用することができ、街という一つの単位を作っているのだと思う。 そう思うと、sant...

Read More

11 10月 オロット

旅行3日目はオロットまで足を伸ばしました。 オロットはバルセロナからバスで90分ほど北へ行った場所にある小さな街です。 オロットに行った目的はプリツカー賞を受賞したRCRの建築が点在しているので その建築を見るために行きました。 日本にいるときにオロットまでどうやって行くか?と考えた時に レンタカーで行くのが一番てっとり早い方法だなと思い、レンタカーを探したわけですが 一人なのでコンパクトカーなおかつオートマで検索してみると なかなか条件に一致するものがありませんでした… インターネットで'オロット'と検索してみると以前バルセロナからオロットまで行ったことのある人がいて バスがあるという情報を入手。 以下のサイトでチェック出来ます。 http://www.teisa-bus.com/es/index.html スペインはバスで移動しようと思うと割とあちらこちらへとアクセスできるのではないかと思います。 ホテルからバスの停留所まで徒歩10分ほど。 停留所にバス会社の受付があったのでそこでチケットを購入。 つたない英語で話をしたら、受付のおばさんが英語分からないよという顔。 オロット。と一言伝えたら、無事にチケットが購入できました。 そこからバスに乗って90分。のどかな景色を見ながらの移動。 オロットのバスの停留所まで着いたのはいいのだけど ここからどうやって移動するかが問題。 小さな街なのでタクシーは走っていません。 レンタルサイクルがあればいいのにな、と思っていましたが それも無し。 徒歩の一択のようです。 オロットの街でRCRが携わっている物件が調べたところ5件。 一つはRCRの事務所だったので行けば見せてもらえるかなと思ったのですが閉まっていました。 事務所はバスの停留所から5分程度の場所。 残りの4件を徒歩で見て回るとなかなか大変な距離になりそうだなと思いつつも 時間的に余裕があったので歩いて見て回ることにしました。 中心部的な場所から離れた場所に一つ目の建築はありました。 たぶん遊歩道として作られたのだろう気持ちの良い場所を歩いたので疲れはあるものの 気持ちの良い場所でした。 ●運動場の施設 RCRの建築はディテールを消すことに対して執着心のようなものを感じます。 比較的欧米の人たちはディテールに対するこだわりがないため、日本人としては物足りなく感じますが RCRの建築は日本的な部分を感じることが出来ます。 建築のようとしては運動場の管理棟と更衣室とトレーニング施設。 高低差の敷地を利用して建築物を埋め、自然豊かな周りの状況に建築物が負荷を与えないように 配置はオーソドックスに解いていたように思えました。 その配置計画はその場にあることに適した形態にするまで検討したことが予測されるわけですが、 自然に対する繊細さと大胆さを兼ね備えていて、自然を意識するとディテールが繊細になる一方で 一枚の大きな壁となるような配置計画をしています。 ●公園 火山岩のランドスケープ。 なんのために作った場所なのかが読み取れないので言葉で表すことが難しい場所です。 歩いているとスペイン人のおじさんに声を掛けられたのだけど、スペイン語なのでチンプンカンプン。 ハポネ?だけ聞き取ることが出来、そうそうハポネと答えたら笑顔で去って行きました。 ●パビリオン ランドスケープを含めて街のランドスケープを引用しながら気持ちの良い場所を作り出していた建築。 建築とランドスケープが呼応することで場を作り出している。 建築があることで、その場に異物を与え、場をダメにしてしまうのか、 それとも、その建築があることでその場の魅力を引き出すのか、ということを理解させてくれる建築でした。 呼応させる方法として 微妙な平面の湾曲をさせることにより、川との親和性を高めたり、 マッスを分けることで建築的な重さを感じさせないようにするなど。 また、浮かせることで土に固定された重いものという建築が持つ苦しみを無くしているように感じました。 ●レストラン 今まで見てきた建築は環境と同調させているように感じたがこのレストランでは対比させる要素が多かった。 例えば地域の素材で壁をつくりながら、それと対比させるような工業製品的なスチールのパイプを通す。 そのスチールのたわみが緩やかな屋根を作り出し、硬さとの対比を起こす。 また、硬い外側に対して、ふにゃふにゃなビニル系の内壁をつくる。 そのことで連続感がつくられていく。 小さいようで大きく、硬いようで柔らかい、建築は相反するものが同居することで美しくなる。 僕が建築に衝撃を受ける時、規律と対比が同居していることが条件となります。 運動施設からパビリオンまでは徒歩15分程度の場所に固まっているのでそれほどの距離ではないのですが パビリオンとレストランは街の端と端という位置関係だったため、徒歩50分程度。 知らない街なので歩いているともちろん楽しく歩けます。 とそれでも、この日20km程度歩いたのでバスに乗って帰る頃には足がガクガクとなっていました。 旅には笑い話はつきものなのですが、ここで小ネタを。 日本にいる時に訪れたレストランに行ったことがあるという学生がいて 話をしていたら少量だったのに20ユーロもして食事が高かったという情報を得ていました。 2つ星レストランだからそんなものかなと思いつつ、昼食の時間(といっても14時スペインは遅い)だったので せっかくだから食事を食べて行くかと思って店員さんと話をしていると 19ユーロだけどよいか?と聞かれ、そんなものならば問題ないなと思い席に着きました。 っで席についてからメニューを見てみるとやけに品数が多くおかしいなと思っていたら 90ユーロ!でした…。 バルセロナからオロットに行く際、オロットの治安が全く分からなかったのでカードをバルセロナに置いていってしまい 現金のみだったのですが…持ち合わせのお金が120ユーロ程度。帰りのバス代20ユーロ程度…。 そこに90ユーロ。サービス代など含めたら…バルセロナに帰れないのではないかという疑惑。 しかも、それを英語で伝えることができるほどの英語力は無いので黙って食べるしかない。 もちろん、そんな気持ちで食べているので2つ星レストランなのに美味しく無い! はじめは僕ともう一組だけだったのですが…時間が経つにつれ人が増えてきました。 一人旅なので一人というだけでも浮いてしまうのですが、旅はいかに軽く行くのかがポイントなので 今回はサンダルを選択…汚い格好をしたアジア人一人が2つ星のレストランでお金を気にしながら 食事をしているというなんとも微妙な状態でした。 日常会話程度の英語力とカードを持ち歩くことは海外では必須でした笑。 ...

Read More