東京・愛知の住まいと事業物件の設計と企画 | 独り言
9
archive,paged,category,category-nakawataseblog,category-9,paged-14,category-paged-14,ajax_updown_fade,page_not_loaded,,qode-theme-ver-7.1,wpb-js-composer js-comp-ver-4.5.1,vc_responsive

独り言

新国立競技場

新国立競技場。 僕が感じたところとしては役割分担が不明瞭だな、というのが第一印象。 安藤さんは悪いかもしれないし、悪くないかもしれない。 今の僕の情報量では分からないのです。 ここで一つ疑問として出てくるのが安藤さんが悪い!という人は何に基づいて悪い!と 言っているのか?ということです。 会見の時にメディアの人たちは世論を味方につけるような質問の仕方をしていました。 世論の代弁者がメディアなのかな?と疑問に思いました。 メディアは人々の感情を操るようなことにならないように基準と事実を 伝えるようにするべきではないかと思います。 今回の審査員の役割がどこまでだったのか?ということは不明なので審査員長については ここでは書きません。 問題となるのは設計者とその設計者に依頼した人たちです。 今回のような規模の建築物の時に過去の事例から おおよその予算を予測することが難しいことは推測できます。 となると設計図を完成させる→見積をとるというオーソドックスな手順で行われていくはずです。 (公共建築の設計経験がないので予測です。) 見積をとったら予算オーバーしてしまった。 そこから予算に合わせるためにどうしたらいいのだろうか?と考えるのが設計者の役割です。 そもそもの案が高いのならば案自体を変更するしかない。 それよりも根本的な問題で要求条件が希望予算に合っていないということが起きているのかもしれない。 (公共建築の場合、そのあたりを事前に検討しているようですが…) このあたりを明確にしておかないと次にコンペを行っても同じことが繰り返されてしまうのではないかと 心配しています。 個人的にはザッハの案には断固反対です。 オリンピックとはいえ、現代とこれからの日本においてモニュメンタルな建築が不要になっていくと 考えているからです。周囲の環境に寄り添うような建築を作る必要がこれからの日本には必要です。 とはいえ、 今後の国立のことを考えてみると設計期間があまりにも短すぎる。 住宅でさえ半年程度の設計期間を頂いている僕としては現在国が言っている設計期間で どんなものが出来るのだろうかと不安になります。 やっつけの国立競技場が出来るのではないかと…。 1000億出してやっつけの国立競技場が出来たらどう思いますか? 僕個人が考えているようなことでしかないのでそれ以上の検討が行われていることを望みます。 時間が無いからこれで仕方ないよね!というものが出来ないことを望みます。 それ以上に未来につながる建築が出来上がることを強く望みます。 。。。。・。。 役割を超えたところを期待されるのが建築家であるかと思います。 建築界のヒーロー安藤さんならばなおさら。 でも、今求められている建築家像はもっと身近な人ではないのでしょうか。 そして、もっとみんなで話し合える場を求められているのではないのでしょうか。 今回、そのような場が作られなかったことが残念だなと思います。...

ポルトガル旅行記 5、6日目

リスボンの現代建築は見て回りましたので5日目は街の散策。 朝はホテル周辺を散歩。 アズレージョが貼られている市の施設。 これが日本にあったら違和感だらけでしょうけど、リスボンで見ると間違っていないように感じます。         朝食後、地下鉄と路面電車で移動して寺院へ。 名前は忘れてしまいました...

ポルトガル旅行記 4日目

一か月も経つと徐々に記憶が薄れていきます(笑)が 四日目の報告です。 この日はポルトから電車で一時間半ほどの場所にあるシザが設計したサンタマリア教会を見ることからスタートです。 僕の中ではシザの代表作だと思っている建築なので大きな期待を抱いていました。 教会の最寄の駅から徒歩にて教会まで移動したのですが、駅から降りると一人のアジア人がいました。 日本人かな?中国人かな?と思ったら中国人でした。 この町でアジア人と会うということはきっとシザの建築を見に行くのだろうと思ったら やはりそのとおりでお話をしながらシザの教会まで行くことにしました。 といっても英語が不自由な僕にとって異国の人とのお話は困難を極めます...

設計事務所を選んだ動機、現在、未来

設計事務所に興味のある学生に向けて 設計事務所を選んだ動機、現在、未来というシンポジウムを設計仲間の佐々木さんの音頭によって 先週の土曜日に行いました。 登壇者の設計事務所一年生の皆さんは建築にたいしてとても前向きでビックリしました。 自分自身と照らし合わせてみると真逆だったので...

ポルトガル旅行記 3日目

この日は朝にリスボンからポルトへと移動。 移動手段は電車。Comboios de Portugal 略してCPです。 日本のJRのようなものでしょうか。ポルトガル全土に張り巡らされているようです。 リスボンーポルト間は3時間かかるのですがそのような長距離のチケットは事前に 幹事の小島がネットで購入してくれてあったので楽でした。 事前に購入していたからといって間違って購入していた、というような面白いこともなく 無事にお昼頃にポルトへと到着。 CPから地下鉄へと乗り換えてホテルまで。 リスボンの地下鉄は一日乗車券の利用方法が分かりやすかったのですが どうもリスボンの地下鉄の料金体系が理解できず...

ポルトガル旅行記 2日目

リスボンの空港に降りてからは地下鉄でホテルまで移動です。 リスボンの空港降りてからすぐに地下鉄に乗れるのでとても便利です。 旅行会社に頼んでホテルまでの送迎があれば嫌な想いはせずに済むのですが 空港からホテルまでタクシーを使うと金額の問題やつく場所が間違っているなど おおよそ嫌な想いをするものです。 リスボンの地下鉄には時刻表はなかったのですが、あと何分で到着するのかという表示はありました。 ぼくはなぜか時刻表の方が嬉しく感じてしまいます...

ポルトガル旅行記 一日目

5月27日の深夜から6月2日にかけて事務所の建築旅行へとポルトガルに行ってきました。 事務所として海外旅行に行くのはこれで3回目。 (今まではフランス、ベトナム) 本当は毎年事務所として行きたいのですが...

日本の暮らし

海外の建築を見ていると日本と比較して勉強になることが多くあります。 日本の建築はサッシや外装材など日本の技術力、開発力を駆使して 素晴らしい性能を築きあげているのですが、 その技術力や開発力の影に知恵が隠れてしまっているように感じます。 海外、特に発展途上国に行くと日本が世界に誇るような技術力はありませんので その場独自の知恵や風習が目に入ってきます。 暮らすことの知恵と建物の知恵が結びつくような建築をつくりたいと いつも考えています。 例えば庇を考えてみると、 日本は雨の多い国なので大きな庇があると雨をしのぎやすくなります。 せっかくだから雨をしのぐだけの役割ではなくてその庇の下の空間を 積極的に暮らしと関わりをもたすことが出来れば楽しい暮らし方が 出来るのではないかと思います。...

三ヶ峯の家:スタート編

ニコニコと素敵な笑顔な男性が事務所へお越しになりました。 こんな崖地で住まいを考えているのですが...

事務所記念日

今日は事務所を開設してから13年目のスタートの日です。 多くの人のお力添えにより設計事務所として継続してくることが出来ました。 今までco2worksと関係をつくってくださったみなさん、ありがとうございます。 こんな日は昔のことを思い出してみようと思います。 設計事務所の開設当初は建築というものを通して 自分を表現したいという気持ちが強くありました。 でも、その想いは一つ目の建築が終わるころには変わりました。 その人のために建築をつくりたい。と。 でも、一般的にその人のためというと、その言葉には語弊が多分に含まれます。 その人ためというとその人の要望を満たすことがすべての様に思われるかと思いますが そうではなく、その人を通して建築を作ることがその人のためになるのだなと 考えるようになりました。 自分という存在は限りなく薄くてその場に自然と存在するその人のための建築が あることがいいな、と。 自分という言葉を無くさなければいけないと思うくらい、 一番最初のクライアントは 僕にたいして大きな愛をもって接してくださいました。 その経験が建築に対する姿勢を決めました。 建築の設計を行っていると苦しいことは数多く起こります。 それは自分の力不足に起因することばかりで情けないことなのですが それでも乗り越えていかなければなりません。 多くの設計を志す人たちは乗り越えずに挫けてしまいます。 と思うと最初のクライアントとの出会いはとても幸運なことでした。 それからもう10年以上たち建築の設計を続けています。 スタイルのようなものを持たずに設計活動を行っているので 10年たった今でも物件ごとに一から考え始めます。 自分という形式をもたずに建築と向き合うことが 僕が勝手に決めた建築との約束です。 その約束を守るためには事務所の規模を大きくせずに 少ない人数で一つ一つ丁寧に考えることを今後も繰り返していきます。 また、一級建築士だからといって建築のすべてを知っているわけではありません。 これから建築を続けてもすべてを知ることが出来るわけでもありません。 その知らないということを謙虚に受け止めて多くの成長をしていきますので どうぞこれからもよろしくお願い致します。...