CO2WORKS/東京・愛知の住まいと事業物件の設計と企画/設計事務所・建築家 | フランス旅行 5,6,7日目
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フランス旅行 5,6,7日目

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15 2月 フランス旅行 5,6,7日目

5日目

マルセイユからパリへと移動。
チケットをネットで事前予約しておくと全く問題が起きない。(起きたら困るか…)
ただ予定を少し変えたいな…という時の対応が分からないところが少しだけ不便。
マルセイユは港とユニテばかりだったので街としての印象があまり残らなかった。
やはり歩いて回らないとなかなか街の構成は把握出来ない。

14時頃にホテルにチェックイン。現代的なインテリアの少しだけ良いホテルに宿泊。

ラロッシュ邸
10年前に来た時に一度来ているので構成自体に新たな発見はなかったが、ディテールが考え尽くされている。
視覚的要素と機能的要素の取り合い一つでも現代建築ではなかなか感じることの出来ないレベル。
もちろん、空間の構成を際立たせるディテールになっている。
西欧の建築の場合、壁厚が日本と比べるとかなり暑いため、
その厚みが庇の役割を果たしていたり(それでもよくオーニングが付いている。)、
雨水に対する対策になっているのだけど、
コルビジェのつくる鉄筋コンクリートの建物はそうはいかないので、
窓の性能をどう作り出すのかがかなり重要になる。
シングルガラスだからこそ出来る納まりではあるが、可動部の作り方はただただ感動。

旧フランス国立図書館
フランスの古い建築物はスケールの壮大さに驚かされる。
なんというか権力主義的空気感が満載。
カーンの建築は古典建築の建築的な良さのみを抽出して人間的なスケールを獲得しているところが良い。
古典建築が近代建築の種になっていることは間違いない。

ポンピドゥセンター
広場には人が多くいて居場所を作り上げているのが良いなと感じる。
パリにエネルギーを加えた名建築だと思う。

夕食は情報誌に掲載されていたファアグラのお店へ。
高級店というわけではなかったのだけど、充分に美味しく今回の旅では一番でした。
お腹も心も満たされたのであとは寝るだけ。

6日目
ホテルから歩いて地下鉄の駅まで行き、
駅近くのカフェでコーヒーとクロワッサンを朝食として頂く。
幾らかは忘れてしまったのだけど、名古屋のモーニング文化に慣れていると金額的に高かった(ような気がする)。

サヴォア邸
オープン前に着いてしまい、15分程外で待ったが、一番乗りだったので誰にも邪魔されずにサヴォア邸が堪能できたのは良かった。
朝一で行く事、オススメです。
ラトゥーレットの時は野蛮とも思えたディテールがサヴォア邸では非常に繊細に解かれている。
単純にラトゥーレットでは予算がなかっただけなのかもしれないが、同じ設計者の建築物とは思えないほどの違い。
現在の日本の住宅では部屋の主従関係をなるべくフラットにしているものが多く見受けられるが
サヴォア邸は主従関係が明解な建築と言える。
外観はリボンウインドウとなっているので、主従関係が無いように思わせるのだが、
中に入るとその印象はガラッと変わる。
正に住むための機械とも言えるような構成になっている。きっと住んでみると住みやすさを感じると思う。

ヴィトン財団美術館
ヴィトン財団の美術館も2回目。前回来た時はアーティストが建物全体を使用して、
作品化していたのでニュートラルな姿も見てみたかったので再訪しました。
1回目ほど心に響くことはありませんでしたが、それでも十分に魅力的な建築。
ゲーリー建築は外観は何か生き物のような流動性を持っていますが、中で感じるのは
一つの村のような場所であるということです。
ビルバオでも同じような空間体験をしたし、MITでも同等の質を感じました。

ノートルダム・デュ・トラヴァーユ
鉄骨で出来た変わった教会。
教会を比較しながら見てみると面白い位置付けになるのかもしれないが、
場が持つ空気感と構造がうまく整合されていないように思えた。

ノートルダム大聖堂
先ほど鉄骨で出来た街に溶け込むような小ぶりな教会を見たので
もう一度大聖堂を味わってみようと思い再訪。3回目です。
圧巻のスケール感であり、なかなか日本では感じることの出来ない質感であり、スケール感。
日本では届かない影を感じることは出来るが、ゴシック建築は届かない光がある。
宗教観の違いをこのような点で感じる。

7日目
夜にパリを離れるのでそれまでの間、パリ散策。
ラヴィレット公園、ピカソ美術館、などを見て回る。

3回目のフランスで感じたことは歴史が重層化されているパリであっても
代謝が起こっていて、古き良きパリではなくなって来ている部分も出始めているのだなということ。
移民を受け入れずに排他的になってしまうと古き良きは守れるかもしれないけど、
人が少なくなることで街の魅力がきっと失われていくのだと思う。
核となる部分を残しながら、少しずつの変化を許容しながら街は形成されていくのだなと感じる。
と気が付けば旅行に行ってから半年以上経っていました…。
当時を思い起こしながら書くことによって記憶に定着することは良いのですが
あやふやな部分を写真など確認しながら書くと時間がやはりかかります。

3月の下旬にはアテネへとギリシャ建築を見る旅へと出掛けます。