東京・愛知の住まいと事業物件の設計と企画/設計事務所・建築家 | フランス旅行3,4日目
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フランス旅行3,4日目

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08 2月 フランス旅行3,4日目

3日目 マルセイユ

リヨン、パールデュー駅からマルセイユへとTGVにて移動。
おおよそ3日間滞在予定なので移動のために地下鉄、バスの72時間券を購入。
このチケットがあるとマルセイユのどこへでも行けるのでとても便利。

駅からバスに乗り換えてコルビジェが設計したユニテ・ダビダシオンへとチェックイン。(元々は集合住宅のなのですがホテルがあります。)
初めてのユニテなので見て回りたいのだけど、時間配分を考えてそうそうに出掛ける。
少しミーハー気分でイフ城へと行ってみる。イフ城はマルセイユの街からフェリーにて行く事の出来る孤島にあります。
フェリーのチケットを買おうと列に並んでみるとなかなか前に進まない。なんというか皆さんマイペース。
その並んでいた時間が長かったこともあり、イフ城へ行く事で思ったよりも時間を使ってしまったのでイフ城から戻って来てから食事。
マルセイユの名物であるブイヤベースを頂く。
美味しいのだけど膨満感具合がなんとも凄い…それほど量を食べたわけでもなかったのだけど…。
出来ればもう一度味わってみたい。
お腹も満たされたのでユニテまで戻り、ユニテを散策しようと思ったけど暗いので諦めて
レストランでビールを一杯頂く。

以下、イフ城とユニテ・ダビダシオンの感想。

イフ城。素材と作り方。
イフ城は観光目的で行ったのだけどとても建築的で良い意味で裏切られました。
外から身を守ること(城機能)と外への脱出を不可能にすること(刑務所機能)が外壁の分厚さから容易に予測出来ました。
その分厚い外に守られた中庭の天へと抜けていく感。なかなか体験する事の出来ない空間体験です。
厚みと抜けと相反するものが同居することで生まれる空間の質。カーンの建築に近いとも言えます。
きっと岩山を削って、そして、積み重ねて出来たのであろう岩山が変化した姿も感動の域に達しています。

モデュロールのユニテ。寸法とディテール
厳密な寸法管理がされている。モデュロールという寸法体系は意外と心地良い。
天井高さ2260は狭さを感じない。部屋のプロポーションの問題なのかもしれない。
上下間で抜けのあるバルコニーの効果は高い。
街の中の一部というよりも建物自体が街にしたかったのだろうけど、自立し過ぎているような気もする。
コルビジェは自立的な都市を目指したのだろう。
輝く都市のためには自立ではないものが必要と思うのだが…。

4日目

ルトロネとセナンク修道院

レンタカー屋さんは街の中心部にあったため、
ユニテ・ダビダシオンからレンタカー屋さんまでバスと徒歩にて移動。
なんというか手続きがゆっくり。
無事にオートマの車を借りる事が出来て一安心。

まずはルトロネへとレンタカーにて移動。

修道院二つよりも印象を残したのがフランス人の車の運転。
移動に対する概念が日本人とは異なる気がした。
というのも細い道で車同士がすれ違う時もブレーキ踏む事なく躊躇なく突っ込んでくる。
バスの運転はかなり荒くバスの中で座っていないと転倒してしまうくらい。
実際に転倒している人もいたが、転倒した本人が笑っているくらい…日常的なことなのだろう。

コルビジェの再確認が今回の旅のテーマだったのだけど、ル・トロネ修道院を見る事も
この度の大きな目的な一つというくらい楽しみにしていた場所。
ラトゥーレット修道院を設計する際にコルビジェが参考にしたと言われている場所ということもあり
とても興味を惹かれました。

車で苦労しながらルトロネへ到着。
不思議なアーチがエントランス。
元々は屋根がかかっていたのだろうか?そこから回廊へと抜けていくと回廊には地形に沿った高低差がある。
この高低差が回廊の場所によって見えるものを変化させる。
回廊は同じような空間の性質なのだけど場所によって光の変化があることが意識される。
光と影と質感が強く迫ってくる。
現代建築ではこのような体験はなかなか得ることが出来ない。
修道院という場所において、これらの事は必要不可欠であるに違いない。

セナンク修道院はやはりラベンダーが咲いている時に行くべき場所。
セナンクはツアーでないと中を見ることが出来ないそうで時間に縛られながらも
渋々ツアーに参加。
建物の構成はルトロネと同じ。
ルトロネの方が外部と縁を切っている。セナンクは比較的おおらかな建ち方をしている。
回廊の光のとり方がセナンクの方がおおらかなので中庭に対して意識が向かう。
ルトロネはあくまで中庭は光を取り入れるのみの場所だったが、
セナンクの場合は居場所になっているように思えた。

プロヴァンスの3姉妹と言われているシルヴァカンヌ修道院を含めて3つ見比べてみると
違いが鮮明に見えてくるのかもしれない。