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オロット

11 10月 オロット

旅行3日目はオロットまで足を伸ばしました。
オロットはバルセロナからバスで90分ほど北へ行った場所にある小さな街です。
オロットに行った目的はプリツカー賞を受賞したRCRの建築が点在しているので
その建築を見るために行きました。

日本にいるときにオロットまでどうやって行くか?と考えた時に
レンタカーで行くのが一番てっとり早い方法だなと思い、レンタカーを探したわけですが
一人なのでコンパクトカーなおかつオートマで検索してみると
なかなか条件に一致するものがありませんでした…
インターネットで’オロット’と検索してみると以前バルセロナからオロットまで行ったことのある人がいて
バスがあるという情報を入手。
以下のサイトでチェック出来ます。
http://www.teisa-bus.com/es/index.html
スペインはバスで移動しようと思うと割とあちらこちらへとアクセスできるのではないかと思います。

ホテルからバスの停留所まで徒歩10分ほど。
停留所にバス会社の受付があったのでそこでチケットを購入。
つたない英語で話をしたら、受付のおばさんが英語分からないよという顔。
オロット。と一言伝えたら、無事にチケットが購入できました。
そこからバスに乗って90分。のどかな景色を見ながらの移動。

オロットのバスの停留所まで着いたのはいいのだけど
ここからどうやって移動するかが問題。
小さな街なのでタクシーは走っていません。
レンタルサイクルがあればいいのにな、と思っていましたが
それも無し。
徒歩の一択のようです。
オロットの街でRCRが携わっている物件が調べたところ5件。
一つはRCRの事務所だったので行けば見せてもらえるかなと思ったのですが閉まっていました。
事務所はバスの停留所から5分程度の場所。
残りの4件を徒歩で見て回るとなかなか大変な距離になりそうだなと思いつつも
時間的に余裕があったので歩いて見て回ることにしました。

中心部的な場所から離れた場所に一つ目の建築はありました。
たぶん遊歩道として作られたのだろう気持ちの良い場所を歩いたので疲れはあるものの
気持ちの良い場所でした。
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●運動場の施設
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RCRの建築はディテールを消すことに対して執着心のようなものを感じます。
比較的欧米の人たちはディテールに対するこだわりがないため、日本人としては物足りなく感じますが
RCRの建築は日本的な部分を感じることが出来ます。
建築のようとしては運動場の管理棟と更衣室とトレーニング施設。
高低差の敷地を利用して建築物を埋め、自然豊かな周りの状況に建築物が負荷を与えないように
配置はオーソドックスに解いていたように思えました。
その配置計画はその場にあることに適した形態にするまで検討したことが予測されるわけですが、
自然に対する繊細さと大胆さを兼ね備えていて、自然を意識するとディテールが繊細になる一方で
一枚の大きな壁となるような配置計画をしています。

●公園
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火山岩のランドスケープ。
なんのために作った場所なのかが読み取れないので言葉で表すことが難しい場所です。
歩いているとスペイン人のおじさんに声を掛けられたのだけど、スペイン語なのでチンプンカンプン。
ハポネ?だけ聞き取ることが出来、そうそうハポネと答えたら笑顔で去って行きました。

●パビリオン
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ランドスケープを含めて街のランドスケープを引用しながら気持ちの良い場所を作り出していた建築。
建築とランドスケープが呼応することで場を作り出している。
建築があることで、その場に異物を与え、場をダメにしてしまうのか、
それとも、その建築があることでその場の魅力を引き出すのか、ということを理解させてくれる建築でした。
呼応させる方法として
微妙な平面の湾曲をさせることにより、川との親和性を高めたり、
マッスを分けることで建築的な重さを感じさせないようにするなど。
また、浮かせることで土に固定された重いものという建築が持つ苦しみを無くしているように感じました。

●レストラン
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今まで見てきた建築は環境と同調させているように感じたがこのレストランでは対比させる要素が多かった。
例えば地域の素材で壁をつくりながら、それと対比させるような工業製品的なスチールのパイプを通す。
そのスチールのたわみが緩やかな屋根を作り出し、硬さとの対比を起こす。
また、硬い外側に対して、ふにゃふにゃなビニル系の内壁をつくる。
そのことで連続感がつくられていく。
小さいようで大きく、硬いようで柔らかい、建築は相反するものが同居することで美しくなる。
僕が建築に衝撃を受ける時、規律と対比が同居していることが条件となります。

運動施設からパビリオンまでは徒歩15分程度の場所に固まっているのでそれほどの距離ではないのですが
パビリオンとレストランは街の端と端という位置関係だったため、徒歩50分程度。
知らない街なので歩いているともちろん楽しく歩けます。
とそれでも、この日20km程度歩いたのでバスに乗って帰る頃には足がガクガクとなっていました。

旅には笑い話はつきものなのですが、ここで小ネタを。
日本にいる時に訪れたレストランに行ったことがあるという学生がいて
話をしていたら少量だったのに20ユーロもして食事が高かったという情報を得ていました。
2つ星レストランだからそんなものかなと思いつつ、昼食の時間(といっても14時スペインは遅い)だったので
せっかくだから食事を食べて行くかと思って店員さんと話をしていると
19ユーロだけどよいか?と聞かれ、そんなものならば問題ないなと思い席に着きました。
っで席についてからメニューを見てみるとやけに品数が多くおかしいなと思っていたら
90ユーロ!でした…。
バルセロナからオロットに行く際、オロットの治安が全く分からなかったのでカードをバルセロナに置いていってしまい
現金のみだったのですが…持ち合わせのお金が120ユーロ程度。帰りのバス代20ユーロ程度…。
そこに90ユーロ。サービス代など含めたら…バルセロナに帰れないのではないかという疑惑。
しかも、それを英語で伝えることができるほどの英語力は無いので黙って食べるしかない。
もちろん、そんな気持ちで食べているので2つ星レストランなのに美味しく無い!
はじめは僕ともう一組だけだったのですが…時間が経つにつれ人が増えてきました。
一人旅なので一人というだけでも浮いてしまうのですが、旅はいかに軽く行くのかがポイントなので
今回はサンダルを選択…汚い格好をしたアジア人一人が2つ星のレストランでお金を気にしながら
食事をしているというなんとも微妙な状態でした。
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日常会話程度の英語力とカードを持ち歩くことは海外では必須でした笑。

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