東京・愛知の住宅・二世帯住宅・マンションの設計 co2works/ 建築家/設計事務所 / 東京/静岡/愛知/名古屋/岐阜/三重/静岡/住宅設計/集合住宅/二世帯住宅/マンション/アパート/デザイン | 9月18、19日 バルセロナ
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9月18、19日 バルセロナ

05 10月 9月18、19日 バルセロナ

今週からはスペイン旅行記です。

今回の条件は一人旅。
頼る人がいない心細い旅。
中渡瀬は英語は中学生レベルです。

今まで香港くらいでしたら一人で行ったことがあったのですが
一週間も一人でいるという経験はありませんでした。
ぼくのように食事を一人で食べることにストレスの無い人間は
結果的にはあまり困ることはありません。
というよりも建築の旅は一人の方がいいかもしれません。

と前置きはこの程度にして旅行で起きたことを書き連ねていきます。

1日目の夜はバルセロナ空港に21時頃に到着。
夜遅くにつくと不安もあったのでエクスペディアからホテルまでの乗り合いカーを
予約していたのですがどこが待合せ場所か全く分からず…
空港で降りたロビーで待っていてくれると勘違いしていたので…着いた初っ端なから不安たっぷり笑。
全然分からず終いだったのでバスでバルセロナ市街まで出ることに。
基本的に(たぶん)慎重な性格なため空港からホテルまでの行き方のチェックは日本で行っていたので
それほど困らずにバスを選び、バルセロナ市街のバス乗り場からホテルまで徒歩で移動。
ここまでは最初の心配なんて無駄だったなと思う程度だったのですが…
ホテルの前までいくとホテル然とはしていなく、大きな建物の一部がホテルのタイプでしたので
入り口がよく分からない…。
困っていても仕方ないので携帯で辺りを照らしながら入り口扉付近を
よーく見てみるとホテルへの呼び出しボタンがあり、なんとか中へ入れました。
ホッと一安心。
安心と同時に移動での疲れが出たので、シャワーを浴びて寝ることに。

2日目はバルセロナにある建築を巡ることが予定。
日本で調べてみると観光シーズンはガウディ建築は入れないこともあるから
日本でチケット購入したほうがよいよという情報があったのですが…
旅行シーズンではないでしょ、という思い込みのもと現地で購入することを選択。
それが間違いで最初にサクラダファミリアまで行くと今日のチケットは無いという表示…。
ここで今日1日の予定が崩れることが決定。
チケットセンターに行ってみると14時30分ならばあるけどね、とのこと。
仕方ないので購入。
予定をざっと組み直してみようと思ったのだけどグエル公園もどうかな?と思って
サクラダファミリアからグエル公園まで徒歩で移動してみると…やはり16時半ならいいけどねとのこと。
グエル公園はその2日後に来ることに。
こうなるとカサミラもダメかなと思い、カサミラまでバスで移動。
着くと行列。
また入れずかと思いきや、行列に並びチケットさえ購入すれば中に入れました。
日本でチケットを購入できるけど(時間を指定する必要があります。)
移動時間や中でどのくらい見るのかの予測はなかなか立てづらく日本で買わなかったのが失敗でした。
皆さん、行く時はぜひガウディ建築に行く時は日本でチケットを購入してから出かけてください。

さて、それでは各建築物の感想を。

カサミラ/設計:ガウディ
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光井戸の空間。
ヨーロッパの集合住宅は道路面のみに面している建築物が多いと思うがそれだけでは少し光や風の抜けが
心許ない。そこで、平面的に抜けの空間を作り出すことでこれらを解消しようとしている。
最上階とその上の屋根空間の立体的な構成がこの建築の見どころ。
構造はレンガのアーチ造でつくられ、構造が空間を支配していた。
スペインの建築を見渡してみると構造の骨格が視覚的に分かりやすく表現されているものばかりであった。
ディテールへの異常なまでの凝り方は建築以上のものを作り出しているけど、建築的な魅力にプラスの力を与えていないように感じた。

バルセロナパビリオン/設計:ミースファンデルローエ
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構成の建築。
三月のアメリカ旅行の際もミースが設計した住宅を見たのだけどミースはユニバーサルな空間を思考していた人。
そのため、建築空間の中にいるのだけど、その空間が身体に訴えかけてくるような感じにはならない。
とすると建築というものが無いもののように感じるのだけど、天井、壁、床に対して難しい操作なしで
はっきりとした構成を作り上げている。そこから、構成だけでも空間は作れることを学ぶ。
ただ空間を作っているだけに留まることで建築に成り得ないのではないかと思う。そこでの行為が欠けている。

図書館/RCR
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スケールの操作。
建築を街の表側のスケールと合わせるが中のスケールは控えめにすることで
敷地の使い方が立体的な構成となっていた。
大きなスケール(図書館)から小さなスケール(保育園)へと落として行くことと
その場での行為が揃っていた。
各ディテールの寸法は揃っていないけど小さなスケールから大きなスケールまで体験として統一されていた。
ディテールの統一が空間全体を締めている。
スチールが一枚だとたわんでしまうので少しひねりをいれることでたわみを防止し、
そのことが外観側の遊びになっている。もしかしたら日射を考えているのかな…
全体的にみて矛盾がなく、全てのレベルが高いところで建築が出来上がっている。

グエル邸/設計:ガウディ
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全ての階が異なるディテールで構成され、
どれだけの時間を割いてつくりあげたのだろうかと驚きを隠せない建築。
行為を誘発するための過剰といえるディテールがあったり、
装飾としか見れないディテールがあったりと共通項が見出せない。
屋上を作るのはバルセロナの共通ルールなのか?床を最大限に使おうとする現れなのか。
一つの大きなボイドから発生するシークエンス空間はよい。
光を感じにくい場所で光を意識させる空間。

サクラダファミリア/設計:ガウディ
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過剰なまでの装飾。広角カメラがないと写せない。
色、ディテール、が過剰。
爆発的なエネルギー量を感じる。
どんな人物であったのかと興味をもつ。

フォーラム/設計:H&DM
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気持ちのよい風が印象。
それ以上が無いように感じてしまった。
場所と関わりのない材料の使い方は何も生み出さない。

ゲーリー
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ゲーリーでも悪いものをつくるのだねという例。
というよりも本当にゲーリー?

バルセロナでの移動は地下鉄やバスがはりめぐらされているので市内はどこに行くのでも便利。
住民の日常と観光客がいるからこそ出来るのかな。
観光がその街に住む人の生活を押し上げているような例ではないかと思う。
そして、面積比較をしたわけでは無いけど名古屋よりも街がコンパクトで住みやすそうでした。

カサミラからグエル邸までを徒歩と地下鉄を利用して回ったのですが
地下鉄以上に徒歩での移動が多く疲れてしまったので
グエル邸を見た後にサクラダファミリアの近くのレストランでお昼ご飯。
食事をどこで食べると外れないのか程度の情報はスマホで少し調べればわかるのでとても便利。
お店の名前は忘れてしまいましたがネット情報では評価の高いお店に行き、
スペインに来たらパエリアだよなと思い、注文。
ついでにワインも注文。歩き疲れている身体にはワインは厳しかった。
ここで少し集中力が低下します…
サクラダファミリアを見てから、一度徒歩にてホテルまで戻り休憩。
30分ほど横になってからバスにてフォーラムまで移動。
また地下鉄に乗り、ゲーリー作品を見に行く。
この辺りでもう体力の限界。ホテル近くでケバブを食べ、バタンキュー。
サッカーのバルセロナの試合を見たかったのだけど…寝てしまいました。

と建築をひたすら見て回り、自分が考える建築との違いは何なのかを向き合う時間。
これは一人で旅行したからこその至福な時間でした。
一人ではないと得れない時間もあるし、複数で行くからこそ得ることのできる時間もある。
このような時間、経験が人をつくりあげていくのだなーとこのブログを書いている時間に
そのように感じます。

 

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