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アメリカ旅行6日目:最終日

10 5月 アメリカ旅行6日目:最終日

この日が最終日。

日本への帰りの便が14時頃なので午前中はなんとかシカゴを見ることが出来そう。

シカゴの高層ビルを見るよりもなによりもイリノイ工科大学に行って

ミースとレムの建築を見ることが何よりも優先。

とはいえ、朝起きてから大学に行っても開いていないようで

(学生の調べでは9時にミースの設計したクラウンホールが開くみたい)

まずはミレニアムパークまで移動。

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早く起きて移動してもまわりは薄暗く…。

建築を見るような感じでも無し…。

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上の写真はレンゾピアノが設計した美術館。

昼間に中まで見てみたいと思わせる建築。

その美術館のすぐ近くにたつのが野外ホール。

これはフランク0ゲーリーが設計したもの。

にわとりのようなフォルムの建築。

見ようによっては看板が拡張しただけの建築に見えなくもないのだけど

それだけでも建築になるゲーリーの力量はたいしたもの。

少しの時間だけシカゴの街中を歩いてみたのですが、

ビルの中を走り抜ける電車などもあり、もう少し歩いてみたいなと

思わせるような街でした。

そんな気持ちを抑えつつ、イリノイ工科大学へと移動。

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まずはOMAが設計したキャンパスセンター。

動線をダイヤグラム化した建築だと何かの本で読んだことがあり、

動線のみで建築をつくることができるものかと思って見てみたのですが

見事に歩きやすい!

目的を持って歩く人にとってはより歩きやすく感じるのではないかと。

材料の使い方がこの建築は面白い。

例えばプラスターボードをパテ処理までしてあるけど仕上げを施さない。

しかもパテ処理をマスキングを用いて行なっている。

とてつもなくチープなように感じるのだけど実際は高級仕上げ。

このような感じの微妙な違和感がこの建物には蔓延している。

その違和感がなかなか得ることの出来ない空間体験に繋がる。

OMAの設計する建築は良い悪いではなく、

違った軸を考えるきっかけを与えてくれる。

 

イリノイ工科大学の建築のほとんどはミースが設計した(みたい)。

OMAが設計した建築にもミースへのリスペクトはきちんとあり、

キャンパスセンターにはミースの写真?が壁面いっぱいにある。

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イリノイ工科大学の中でも歴史に名を残す建築がクラウンホール。

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他の建築と比べてみると圧倒的にこのクラウンホールは良い。

のだけど、なぜこの建築だけこのレベルなのか?という疑問。

コストの問題というわけでもないように見受けられるけど…

最後に出来た建築なのか。

使い方と作り方とその場に現れる状態がバチッと合っている建築を見ると

惚れ惚れしてしまうのですが、まさにこのクラウンホールはその状態。

カーンにしてもミースにしても手数はかなり制限されている。

使う人の自由を担保しつつも、使って欲しい状態を作り上げている。

押し付けがましくなく、押し付けているような感じです。

建築は使う人がいてこそ、だと僕は思うが、設計者によっては

使う人がいなければ建築はもっと自由になれると言う人もいる。

カーンにしても、ミースにしても、使う人がいてこそなのだけど、

使う人がいなくても様になる。

これを読み違えると使う人がいなければ…になってしまうのであろう。

 

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これでアメリカ建築旅行のすべての建築視察が終了。

今回の旅は移動が多く、街をじっくり観察することが出来なかったことは残念だけど、5日間で50以上の建築を見て回りました。

毎回ネタになるような事件が起きるものですがやはり起きてしまい、海外旅行に行くとネタには困らないのはいいことなのですが、今回のように1日つぶれてしまうと折角の海外旅行が少し無駄になってしまうので残念でした。多くの都市を飛行機で回るものではありませんね。

日本で設計活動を行なっている今の僕の視点からすると素直に受けいけることの出来る建築、そうではない建築とあります。その中でもカーンやミースのように巨匠と言われる人たちの建築は時を超えて良い建築として立ち現れてきます。そのような建築と向き合えることは設計をする身にとってまさに貴重な機会となります。海外に行くこと(異なる文化圏)で今の自分の身の回りに起きていることに対して、自分が設計している建築に対して、相対化することが出来ます。この積み重ねは自分の思考のレンジを確実に広げてくれています。今の自分を絶対視せずに少しずつ自分の思考を広げより良い建築をつくることへとつなげていきたいものです。

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