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アメリカ旅行3日目

19 4月 アメリカ旅行3日目

3日目はレンタカーを借りてイェール大学とMITへと行き、

ニューヨークへの日帰り旅行。

片道の距離は岐阜から東京くらいかな。

日本で調べた時はMITの方が良い建築がありそうだなと思っていました。

MITに行く途中にイェールがあるのでせっかくなので

イェールも見ておくか程度の気持ちだったのですが…。

結果から言うとこの日の時間配分の読みが甘すぎた。

アメリカのレンタカーをカーナビは見づらく道を間違えるというミスを重なり

時間が足りない足りない。

カーナビがあればたぶん時間通りに行けるだろうと思ったのですが…失敗。

・・・・。・・

朝、レンタカーにて車を借りる。

カーナビに住所を入れる。が、この段階で入力の仕方に迷う。

2、3度間違えるとカーナビのルールも分かってくるので

なんとか入力完了。

気を取り直して出発。

まずは右側走行に慣れず…

次にカーナビに慣れず…

分岐点で右行け、左行けと言われるのだけど…どうも右と左の感覚が異なる…。

道をばっちりと間違え、てんやわんや。

こうなるとカーナビ頼れず…iPhoneのグーグルマップ頼みになる。

ちなみにアメリカのタクシーはスマホでカーナビをしていたので

そもそもナビの性能が悪いのかもしれない。

とグダグダしながらもなんとかイェール大学に到着。

気を取り直して

まずはルイスカーンの設計した英国美術研究センターから。

これはカーンの晩年の作品。

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光が空間を生み出すことのお手本。

平面図を見るとキンベル美術館同様、幾何学の反復による非常に単純な平面なのですが

断面と光の入れ方を調整するだけでこれほどにも豊かな空間が出来上がるのかと驚きます。

どうも現代の建築は複雑系にばかり目が行きがちですが…

もっと根源的なものに目を向ける必要もあるだろ!とカーン先生から言われているようでした。

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英国美術センターの道路向かいには同じくカーンの設計したアートギャラリーがあります。

こちらはカーンの初期の頃の作品。

カーンの設計する建築は一見すると構造的な工夫をしていないように見えるのですが

構造と設備と建築空間が密につながっています。

このアートギャラリーではギャラリー空間に極力柱を出さないように

スラブを三角状に組み、大空間を実現させています。

この建物は階段が素晴らしいのですがあえてのせませんので

ぜひ見に行ってみてください。

昔イェール大学の学生がオープンデスクに来ていたのですが

なんとも贅沢な場所で勉強をしていたのだなとうらやましく思ってしまう環境です。

 

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次はポールルドルフ設計の建築学科棟。

よい建築なのですがカーンを見た後だとどうしても見方が雑になってしまいます(笑)

建築の最先端の展示があったり、個人に作業スペースが割り当てられていたりと

建築を学ぶには最高の場所です。

建築学生を見ているとなにやら疲れを感じ、建築学生の疲労感は万国共通ですね…。

 

まだまだイェール大学の建築を見たかったのですが時間の都合上、

MITに向かうことにしました。

やはり車で往復八時間を1日で行うには無理があるか…。

イェールまでの道のりと比べると比較的迷うことはありませんでしたが少しまよいMITに到着。

 

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まずはサーリネンが設計したMITチャペルから。
こじんまりとしたスケールの建築。
光を可視化するために少し過剰な表現をしているようにも感じてしまいますが
写真で見たものと同じ空間になっていたので、いつでも(?)このコンディションを
整えているとするならば過剰ではないのかもしれません。
スケール感やリバウンドする光をとりいれかたが参考になりました。

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チャペルの100M程度離れて建つホール。これもサーリネンの設計。

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MITに行きたかったのはこのフランクoゲーリーの設計した建物があるから。

パリで見たヴィトン財団の美術館もゲーリーが設計しているのですが

唐突といえば唐突なのですが体験してみると街の見え方だったり、建築単体の魅力があったりと

今まで見た現代建築の中では5本の指に入るくらい良い建築だったのでゲーリー建築に興味を持ちました。

少し広い視点で見たときにこの場所になぜこの建築なのか?ということがこの建築だけでなく

MIT全体からなかなか読み取ることが出来ないのですが…この建築も然りであり、?がつきます。

建築物単体で見たときはゲーリーの持つ仮設性とリズムが全体を覆っています。

きれいにつくるを考えてしまいがちな日本人には少し受け入れ難い建築とも言えるのですが

建築の持つ視点を広げてくれる良い建築なのではないかと僕は思っています。

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その他MITで見た建築。

スティーブンホールの設計したシモンズホールは中を見ることが出来ず残念。

英語による交渉力を身につけたいもの…。

その他、一通り見た時点で16時半頃になり、ニューヨークまで車で戻りました。

帰りも案の定迷子になり(方向音痴というわけではありません(笑))

予定よりも少し遅れましたが無事に戻ることが出来、ほっと一安心。

3日目終了。

1日目にカーンの凄さに衝撃を受け、3日目もカーンの凄さを実感。

コルビジェは建築の持つ楽しさや自由さを教えてくれますが

カーンは建築の根源とはなにかを突きつけてきます。

それは少し窮屈さも感じてしまうのですが、建築を考えるときの出発点として捉えると

きっと作る建築の質が変わるであろうと思います。

建築を見ている時間よりも車を運転している時間の方が長かったので
アメリカで車を運転した感想を少し。
高速道路が無料のところが多いのがアメリカの良いところなのですが
無料というだけあってメンテナンスがされていません。
ところどころに穴があるのでタイヤがパンクしやすいようであちらこちらに
タイヤの破片が転がっています。
日本の道路はやはり走りやすいなと感じてしまいます。
運転マナーは比較的落ち着いている感じで、もっと荒い運転が多いのかなと思っていたのですが
走りにくい感じではありませんでした。
右車線走行なので間違えて逆走しないかと不安に思っていましたが
それは意外と間違えずに行けたのですが、左ハンドルに少し戸惑いがあり、
慣れるまで一時間くらい必要でした。

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