CO2WORKS/東京・愛知の住まいと事業物件の設計と企画/設計事務所・建築家 | ポルトガル旅行記 4日目
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ポルトガル旅行記 4日目

08 7月 ポルトガル旅行記 4日目

一か月も経つと徐々に記憶が薄れていきます(笑)が

四日目の報告です。
この日はポルトから電車で一時間半ほどの場所にあるシザが設計したサンタマリア教会を見ることからスタートです。
僕の中ではシザの代表作だと思っている建築なので大きな期待を抱いていました。

教会の最寄の駅から徒歩にて教会まで移動したのですが、駅から降りると一人のアジア人がいました。
日本人かな?中国人かな?と思ったら中国人でした。
この町でアジア人と会うということはきっとシザの建築を見に行くのだろうと思ったら
やはりそのとおりでお話をしながらシザの教会まで行くことにしました。
といっても英語が不自由な僕にとって異国の人とのお話は困難を極めます…が
東工大に留学していたことがあるそうで日本語がなんとなく通じました。
日本語と英語のブレンド会話で申し訳なさもありましたが旅での出会いっていいものですね。

15分ほど歩いて教会に到着。
第一印象。汚い。
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近くで見るとより汚い。
白い建築をきれいに使おうという気持ちは一切感じられず…
白くしなければいいのに。と思ってしまうくらいです。

出来た当初の写真を見ると青空を白い塊が切り取っているようで
きれいなものだなと感じたものですが…
ただ、まわりの建築物というか街とつよい結びつきを感じる場所ではないため
白い建築をつくることで神の空間という記号性は獲得しているように感じました。

近づいていき、中に入りたいのですが当然鍵がしまっていました。
どうやら開く時間が決まっているようでその時間まで待ち、管理人さんに開けてもらいました。
その管理人さんが何やら話しかけてくるのですがポルトガル語のためちんぶんかんぶん。
その後の流れを考えると何時までに閉めるからその時間までしか見学はダメよ!と言っていたようです。
(あくまで推測です。)

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中に入ると光と静寂の空間。
機能的に見るときっとダメなところが多いのですが
教会という場としてみるととてもよい空間でした。
建築家は決め台詞として空間を語ると効く!とよく言われますがこの建築は空間のことしか言ってないのではないかなと思ってしまいます(笑)

と割と長い時間その教会の中にいたのですが…
先ほどの管理人と思われるおばさんがやってきて、「時間だから出ていって頂戴。(たぶん)」と言ってきた。
出ていこうとしたら一緒にきた中国人のバッグが椅子の上に置いてある。
どうやら中にいるよう…おばさんは出ていけ(たぶん)と割りで厳しい感じで言う。
もう一人中にいるようなんだけど…と伝えてみるがもちろん理解してくれない…
仕方なく外に追い出される。もしかしたら外にいないかなと思って中国人を探してみるがいない…
きっと中にいるな、と思ったら中の扉の前で困っている中国人。
置いて帰るわけにもいかないので先ほどの管理人さんを探して中にいるから開けてとお願い。
(もちろん言葉は通じていない)
通じないので写真を撮って管理人さんに見せたらキレだす。
プリプリしながら鍵を開け、その中国人に猛烈な説教を始める。
(双方、言葉は通じていない。)

きっと最初に時間はこの時間までと言ったのになんであなたは守らないの?
お母さんから時間は守りなさい!という教育を受けたでしょ!と言っていたと思う。
なんというかそんな感じでした。

いい旅の思い出です。

その後、電車まで時間が空いていたので少し早いお昼を教会の近くのカフェ?でとる。
時間があるという思い込みからノンビリしていたら時間が無くなり、食後の運動をすることに(笑)

つくりたくない旅の思い出です。

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ポルトへ戻り、昨日時間切れで見ることの出来なかった歴史のある本屋さんへ。
本屋さんというのにそのインテリアを見るために来ている人だらけ(笑)
でも、営業効果はばっちりなのではないだろうかとも思う。
なかなか見ることのないディテールの嵐だったのですが勉強になります!というよりも
観光客気分の方が勝ってしまうような雰囲気でした。

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タイルが貼られている集合住宅。

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その集合住宅の向かいにある駅。
内装はアズレージョのタイル。

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その駅の近くにあった商業施設。
これら3つの建物はホテルから徒歩10分もかからないところにありました。
次の日の朝の散歩で分かりました…。

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その後、またもシザの設計のセラルベシュ美術館へ。
日本の美術館はザ・美術館!というアートは気高いもののような雰囲気を醸し出しますが
この美術館はなにか大きな家にいるかのような雰囲気を持っています。
もちろん、美術館としての用途があるので天井は高くしなければいけないなどの制限は
あるものの居心地の良い美術館でした。

アプローチはちょっと低くなっていてここから美術館ぽさのようなものを打ち消しています。
この日はたまたイベントと重なり、美術館を無料開放している日でした。

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シザはシザらしくではありませんが
シザが設計したなというような空間もきちんと用意されています。
その人らしさをさらっと残すのは設計熟練者ならでは。
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中庭とつながる気持ちの良い展示スペース。
スケール的には住宅というスケールではないのですが
気持ちの良いリビングに通してもらったような質をもっている空間でした。

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セラルベシュ美術館から徒歩で15分程度の場所に住宅街があり、そこにちらほらと有名建築家が設計した建築物があったので見学。

 

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そこからタクシーにてまたもやシザ設計のスイミングプールへ。
スイミングプールとそれに併設された着替え室やカフェ。
道路から海を見た時に建物がそれを邪魔しないようにと高さが抑えらています。
日本人の女性でもギリギリに感じる寸法。

建物としての存在感は限りなくゼロに近く
風景の邪魔にならないようにと作られたことがよく分かります。
シザはこれ見よがしな余分なことを決して設計しない建築家です。

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そして、そこから徒歩15分程度のシザ設計のレストランへ(しつこい?)
この建築物はシザの処女作。
屋根がついているというだけでも(シザの他の建築物はフラットルーフばかり)
今までの建築とは異なります。
インテリアもすこしデコラティブな部分があり、現在のシザとは違いを感じますが
スケール感の操作はやはりシザらしい気持ちのよい空間となっていました。

レストランをただ見るだけではつまらないので
せっかくですから日本から予約をしてディナーを楽しむ計画としました。
ヨーロッパの少しお高いレストランなのできれいな格好をしていかないと
いけないのではないか!?と話していたのですが…意外と皆さん普通の格好で来ていました。
ポルトガルはいい意味で力の抜けた国だなと感じます。

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美味しいものを食べた後は寝るのみ…ということで4日目終了です。